TRYCUT初期設定ファイル


 TRYCUT2000の各種動作パラメータを初期設定ファイル内で指定します。 初期設定ファイルは作業フォルダの"TRYCUT.INI"を参照しますが、 もし作業フォルダになかった場合には、インストールフォルダのものを参照します。 また、 起動オプションの /iで任意のファイル名で指定することも可能です。
 また、このファイルは、起動中であれば「Ctrl」+「F1」キーにて編集できますが、 編集後は必ずTRYCUT2000を再起動する必要があります。

それぞれのパラメータは、以下の形式で指定します。

[セクション名]
キーワード=設定値

※先頭が # で始まる行はコメント行となります。
※セクション名は次のセクション名の行まで有効となります。
※異なるセクションのキーワードは無視されます。

キーワード 内  容
セクション名
[Table]
 
TOOL_TABLE  起動時の工具設定ファイルの名称を指定します。[文字列]
起動オプションドロップ、「送る(N)」による指定は本設定より優先されます。
※省略時はATC.TTLとみなします。
※ファイルの検索順は、
・フルパス指定の場合、そのものを検索。
・間接指定されている場合( 例: ..\xxxxxx.TTL や xxx\xxxxxx.TTL )、 作業フォルダ(カレントディレクトリ)からみたファイル位置を検索。
・ファイル名のみ指定されている場合は以下の順に検索。
1) Target_TTLdirで指定されたフォルダ(省略時は作業フォルダ)下
2) 作業フォルダ下
3) プログラム格納フォルダ下
CONTROLLER_TABLE  起動時のコントローラー定義ファイルの名称を指定します。[文字列]
起動オプションドロップ、「送る(N)」による指定は本設定より優先されます。
※省略時はHANUC.CTLとみなします。
※ファイルの検索順は、TOOL_TABLEと同様。
MACHINE_TABLE  起動時の機械定義ファイルの名称を指定します。[文字列]
起動オプションドロップ、「送る(N)」による指定は本設定より優先されます。
※省略時はOGUMA.MTLとみなします。
※ファイルの検索順は、TOOL_TABLEと同様。
Target_TTLdir  起動時に読み込み対象とする工具設定ファイルの存在するディレクトリ名を、 指定します。指定は、フルパス、作業ディレクトリからの相対パス、 のいずれかにより行います。[文字列]
Target_CTLdir  起動時に読み込み対象とするコントローラー定義ファイルの存在するディレクトリ名を、 指定します。指定は、フルパス、作業ディレクトリからの相対パス、 のいずれかにより行います。[文字列]
Target_MTLdir  起動時に読み込み対象とする機械定義ファイルの存在するディレクトリ名を、 指定します。指定は、フルパス、作業ディレクトリからの相対パス、 のいずれかにより行います。[文字列]
セクション名
[DMFdata]
 
Target_DMFdir  起動時に読み込み対象とする被切削材データの存在するディレクトリ名を、 指定します。指定は、フルパス、作業ディレクトリからの相対パス、 のいずれかにより行います。[文字列]
SAVE_LEVEL  DMFファイルに保存するときの保存レベルを指定します。 1〜3[数字]
DATA_LEVEL  DMFファイルを呼び出したときのデータ保持レベルを指定します。 1〜4[数字]省略時は1。
STL FILTER  STLファイル読み込み時に、 隙間の自動穴埋め処理を行うか否かを指定します。[ONまたはOFF]
ON:自動穴埋め処理を行なう。
OFF:自動穴埋め処理を行わない。
省略時はOFFと見なされます。
STL CHECK  STLファイル読み込み時の最後に、 元々のSTLのポリゴンを赤色表示(確認用)させるか否かを指定します。[ONまたはOFF]
ON:赤色表示する。
OFF:表示しない。
省略時はONと見なされます。大きなSTLデータを頻繁に読む場合は、 処理負荷がかかるので、OFFにしておくことを推奨します。
VALUE TYPE  DMFファイル保存時のZ値を整数、実数のいずれで保存するかを指定します。[INTまたはREAL]
INT:整数で保存
REAL:実数で保存(保存誤差なし)
 省略時はREAL(実数)と見なします。なお本項目についての補足は、 ホームページのこちらをご参照下さい。
DMFファイル物理フォーマットの説明(ホームページ)
BASIC DMF  差分表示の基準形状(DMF)を初期設定します。
※旧バージョンとの互換性のために残しています。
※将来は、"BASIC MODEL"に一本化します。
BASIC MODEL  差分表示の基準形状(DMF,STL)を初期設定します。
※STL形式を指定できる以外は、"BASIC DMF"と同じです。
※"BASIC DMF"も指定されている場合は本指定側を優先します。
INITIAL SIZE  2点指示定義の形状初期設定値を指定します。
書式は、
(xmin,ymin,zmin,xmax,ymax,zmax)

xmin : X最小値
ymin : Y最小値
zmin : Z最小値
xmax : X最大値
ymax : Y最大値
zmax : Z最大値

INITIAL SIZE2  ワーク座標原点基準定義の形状初期設定値を指定します。
書式は、
(xpos,xwidth,lm,rm,ypos,ywidth,fm,bm,zpos,height,bm,tm)

xpos : X方向位置 LEFT or CENTER or RIGHT
xwidth : X方向幅
lm : 左端マージン
rm : 右端マージン
ypos : Y方向位置 FRONT or CENTER or BACK
ywidth : Y方向幅
fm : 前端マージン
bm : 後端マージン
zpos : Z方向位置 BOTTOM or CENTER or TOP
height : 高さ
bm : 下面マージン
tm : 上面マージン

BOTTOM FILTER  主に他システムで作成されたDMFを読み込む場合に利用する設定です。 DMF内の最小Z値より低い格子を最小Z値まで持ち上げるか否かを選択。[ONまたはOFF]
ON:有効(※読み込み後「C」キーで無効にした状態も再現可)
YES:有効で、かつ切削後の結果に対しても同様の処理を行う
OFF:無効
省略時はOFFと見なされます。
セクション名
[NCdata]
 
Target_NCdir  起動時に読み込み対象とするNCデータの存在するディレクトリ名を、指定します。 指定は、フルパス、作業ディレクトリからの相対パス、のいずれかにより行います。[文字列]
<指定例> C:\SURFCAM\INC
Target_NCfile  起動時に読み込み対象とするNCデータのファイル名を指定します。 指定は、「*.拡張子」または「ファイル名.*」などのワイルドカードを含む形式で指定します。 また、複数の種類を指定する場合には、セミコロン(;)で区切って指定します。[文字列]
<指定例> *.NCC;*.NC;
セクション名
[OUTPUTdata]
 
Target_LOGdir ログファイル"trycut.log"の出力先フォルダを指定します。
省略時は作業フォルダに出力されます。
Target_LENGTHdir "突出し長.txt","有効刃長.txt","チップ幅.txt"の出力先フォルダを指定します。
省略時は作業フォルダに出力されます。
Target_VERIFYdir 帳票ファイル "verify.txt"の出力先フォルダを指定します。
省略時は作業フォルダに出力されます。
CREATE MODE(LENGTH) 必要長さ出力ファイル("突出し長.txt","有効刃長.txt","チップ幅.txt")それぞれのファイルを出力するときに、 新規作成か追加かを指定します。[NEW 又は APPEND]
NEW:新規作成(※省略時)
APPEND:追加
CREATE MODE(VERIFY) 帳票ファイル "verify.txt"を出力するときに、 新規作成か追加かを指定します。[NEW 又は APPEND]
NEW:新規作成(※省略時)
APPEND:追加
NAMING MODE(LENGTH) 必要長さ出力ファイルの名前付けタイプを指定します。[FIXED 又は AUTO 又は 省略]
FIXED:作業フォルダに"length.txt"を作成
AUTO:NCデータ格納フォルダに、NCデータ名+"_length.txt" とする。
例:NCデータ名が"NCDATA.NC"の場合は"NCDATA_length.txt"
※省略時は、"突出し長.txt","有効刃長.txt","チップ幅.txt"のいずれかの名称

NAMING MODE(VERIFY) 帳票ファイルの名前付けタイプを指定します。[FIXED 又は AUTO]
FIXED:作業フォルダに"verify.txt"を作成(※省略時)
AUTO:NCデータ格納フォルダに、NCデータ名+"_verify.txt" とする。
例:NCデータ名が"NCDATA.NC"の場合は"NCDATA_verify.txt"

VERIFY SUFFIX 帳票ファイルの"verify.txt"の拡張子を別に指定したい場合に設定します。省略時は"txt"です。
指定例: VERIFY SUFFIX=htm

セクション名
[ExecEditor]
 
EXEC_PROGRAM  選択されているNCデータ用のテキストエディタを指定します。 省略時はnotepad(メモ帳)になります。 エディターの起動操作により、ここで指定されたプログラムが立ち上がります。 ただし、SDK(treditor)のTREDITOREXECPROGRAMにて設定される場合は、本設定は無視されます。

<秀丸の指定例>
EXEC_PROGRAM=C:\Program Files\Hidemaru\Hidemaru
<Terapadの指定例>
EXEC_PROGRAM=C:\Program Files\Terapad\terapad
<K2Editorの指定例>
EXEC_PROGRAM=C:\k2e\K2Editor

EXEC_OPTION  テキストエディタの起動時のオプションを指定します。 %1=NCデータ名、%2=行数 を指定することが可能です。 各編集プログラムの起動形式の仕様に従い指定して下さい。 ただし、SDK(treditor)のTREDITOREXECOPTIONにて設定される場合は、本設定は無視されます。

<MIFESの指定例>
EXEC_OPTION=%1(%2)

※秀丸、Maruo(秀丸の英語版)、Terapad、K2Editorは、標準エディタとし本指定は省略可です。

EXEC_MACRO_NO  テキストエディタとの連動時に利用する、テキストエディタ側のマクロ番号を指定します。
※現状では秀丸またはMaruo指定時に有効です。省略時は80番(一番最後)とみなします。
EXEC_MACRO_NAME  テキストエディタとの連動時に利用する、マクロファイル名を指定します。
※現状では秀丸またはMaruo指定時に有効です。省略時はエディタのインストールフォルダ下の"TRYCUTJUMP.MAC"とみなします。 エディタのインストールフォルダ下以外にマクロファイルを置く場合にはフルパス指定して下さい。 例えば、Windows Vista/7において64bit版の秀丸やMaruoを利用する場合です。
SELECT OPEN  NCデータ選択時に指定エディタで同時にNCデータを開く。[YESまたはNO]
YES:開く。
NO:開かない。
省略時はNOと見なされます。
CLOSE END  TRYCUT終了時に同時にNCデータを開いたエディタを終了させる。[YESまたはNO]
ただし対応しているエディタは、秀丸,Maruo,K2Editor,Terapadの標準対応エディタのみです。
YES:終了する。
NO:終了しない。
省略時はNOと見なされます。
EXEC_TTL_EDITOR  工具設定ファイル用の編集エディタ「F2」を指定します。
省略時は EXEC_PROGRAM と同じになります。
 M-and-S 様提供のTTL専用エディタTRYTool(フリーソフト)は、 GUIで編集できるので大変お薦めです。
<TRYToolの指定例>C:\TRYTOOL\TRYTool
EXEC_CTL_EDITOR  コントローラー定義ファイル用の編集エディタ「F3」を指定します。
省略時は EXEC_PROGRAM と同じになります。
EXEC_MTL_EDITOR  機械定義ファイル用の編集エディタ「F4」を指定します。
省略時は EXEC_PROGRAM と同じになります。
EXEC_INI_EDITOR  初期設定ファイル(INI)編集エディタ(「Ctrl」+「F1」)を指定します。
省略時は EXEC_PROGRAM と同じになります。
EXEC_DEF_EDITOR  帳票出力定義ファイル(VERIFY_FORM.DEF)用の編集エディタ(「Ctrl」+「F2」)を指定します。
省略時は EXEC_PROGRAM と同じになります。
EXEC_MON_EDITOR  モニタリングデータを開くプログラムを指定します。
省略時は EXEC_PROGRAM と同じになります。
セクション名
[ExecSelf]
 
EXEC_OPTION  自己起動操作(Xキー)により、 TRYCUT2000をもうひとつ起動するときの、起動オプションを指定します。 起動形式の詳細
セクション名
[Define]
 
PITCH(WORK)  被切削材の精度(格子ピッチ)を指定します。 指定方法は数値による指定と自動設定の指定の2種類があります。

<数値による指定例>
 PITCH(WORK) = 1.0 (実数)
※上記指定の場合は、被切削材の精度が1.0(mm)となります。 通常この値が小さければ小さいほど切削面が綺麗になりますが、 逆に級数的に処理速度が遅くなります。

<自動設定の指定例>
 PITCH(WORK) = AUTO 20000 (文字 整数)
※AUTOの後の整数値が全格子点数の上限で、 上記の例では 20000個(変更可)以内で、なるべく精度よく自動設定されます。 この場合、切りの良い 0.001,0.002,0.005,0.01,0.02,0.025,0.05,0.1,0.2,0.25,0.5,
1.0,1.5,2.0,2.5,3.0,4.0,5.0,6.0,7.0,8.0,9.0,10.0 のいずれかに自動設定されます。 なお10.0(mm)でも全格子点数の上限を越える場合は、10.0(mm)を自動設定します。 CPU能力に余裕があれば全格子点数の上限を大きくした方がよいと思われます。

 オプションの「ピッチの設定」メニューから変更することも可能です。

MINIMUM PITCH(WORK)  被切削材の精度(格子ピッチ)が自動設定の場合の精度の下限を指定します。

 オプションの「ピッチの設定」メニューから変更することも可能です。

PITCH(MOVE)  工具を移動させていくピッチを指定します。 指定方法は数値による指定と自動設定の指定の2種類があります。

<数値による指定例>
 PITCH(MOVE) = 1.0 (実数)
※上記指定の場合は、工具の移動ピッチは、1.0(mm)となります。 通常この値が小さければ小さいほど正確なシミュレーションになりますが、 逆に処理速度が遅くなります。被切削材の精度に対して、あまり小さくても無意味です。 通常は、被切削材の精度と同じぐらいの値が最適と思われます。

<自動設定の指定例>
 PITCH(MOVE) = AUTO 1.0 (文字 実数)
※AUTOの後の実数値は、被切削材の精度に対する比率で、上記の例では比率が1.0ですので、 被切削材の精度と同じ値に自動設定されます。通常はこの指定例が一番無難だと思われます。

オプションの「ピッチの設定」から変更することも可能です。

MESH MODE  メッシュ表示を行なうか否かを指定します。 [YES または NO]
YES:メッシュ表示を行なう。
NO :メッシュ表示を行いません。(シェーディング表示)
省略時はNOと見なされます。
OPTIMIZE DRAWING  表示精度の最適化を行なうか否かを指定します。 [YES または NO]
YES:表示精度の最適化を行なう。
(※次項"OPTIMIZE DOTSの指定値に従います。)
NO:表示精度の最適化を行いません。

NO_OLD:OPTIMIZE DOTS=1想定での最適化を行なう。
(※Revision28D以前のNO設定と同じ)

省略時はYESと見なされます。
OPTIMIZE DOTS  表示精度の最適化を行なう場合に、 ひとつの面を描画する場合のドット数(1.0以上の実数)を指定します。 このドット数以下に入るような格子点列は間引かれて表示されます。 したがってこの値は小さければ小さいほど忠実に描画されることになりますが、 レスポンスは悪くなります。CPUの性能との兼ね合いで最適値を決めて下さい。 (単位:ドット数)[実数]
※本指定省略時は3.0と見なします。また1.0未満が指定された場合は1.0と見なします。
PERSPECTIVE  表示の遠近感の有り無しを指定します。[ON or OFF]
省略時はONとみなされます。起動中は"@"キーで切り替え可能です。
OFFSET VALUE  起動直後のオフセット機能ダイアログ内のオフセット値(初期値)を指定します。 省略時は5.0mmとみなされます。(単位:mm)[実数]
THIN COUNT  起動直後の間引き機能ダイアログ内の間引き数(初期値)を指定します。省略時は5とみなされます。[整数]
THIN X-EDGE  起動直後の間引き機能ダイアログ内の間引き後、X方向終端で切りがよくない場合の調整方法(初期値)を選択します。
ADD:付加する
CUT:カットする。
省略時はADDと見なされます。
THIN Y-EDGE  起動直後の間引き機能ダイアログ内の間引き後、Y方向終端で切りがよくない場合の調整方法(初期値)を選択します。
ADD:付加する
CUT:カットする。
省略時はADDと見なされます。
DIFFERENCE AREA  起動直後の差分塗りダイアログ内の塗る場所(初期値)を指定します。[PLUS or MINUS]
省略時はPLUSとみなされます。
DIFFERENCE MARGIN  起動直後の差分塗りダイアログ内の指定値(初期値)を指定します。
省略時は0.01mmとみなされます。(単位:mm)[実数]
DIFFERENCE DIRECTION  起動直後の差分塗りダイアログ内のチェック方向(初期値)を指定します。[HEIGHT or NORMAL]
  HEIGHT:高さ
  NORMAL:法線
省略時はHEIGHTとみなされます。
DIFFERENCE COLOR  起動直後の差分塗りダイアログ内の色(初期値)を指定します。 [PENKI,PEN1,PEN2,PEN3....PEN7]
省略時はPENKIとみなされます。
DIFFERENCE KEEP SAME COLOR  起動直後の差分塗りダイアログ内の「元の同色部分は維持」のチェックの有無(初期値)を指定します。[NO or YES]
省略時はNOとみなされます。
DIFFERENCE OFFSET  起動直後の差分塗りダイアログ内の強調範囲(初期値)を指定します。
省略時は0mmとみなされます。(単位:mm)[実数]
DISCOLORATION MODE  起動直後の「被切削材変色域の指定」ダイアログ内の「変色域を指定する」のチェックの有無を指定します。[NO or YES]
省略時はNOとみなされます。
DISCOLORATION UPPER LEVEL  「被切削材変色域の指定」ダイアログ内の変色域1の変色範囲の上限Z値(初期値)を指定を指定します。
省略時は0mmが設定されますが、被切削材定義時はその上限Z値が自動設定されます。
DISCOLORATION UPPER LEVEL  「被切削材変色域の指定」ダイアログ内の変色域の変色範囲の下限Z値(初期値)を指定を指定します。
省略時は0mmが設定されますが、被切削材定義時はその下限Z値が自動設定されます。
WELDING(HEIGHT)  溶接機による、一回の接触で盛られる高さを指定します。なお、この指定を省略すると0.5mmとみなされます。(単位:mm)[実数]
WELDING(WIDTH)  溶接機による、一回の接触で盛られる幅(直径)を指定します。なお、この指定を省略すると5.0mmと みなされます。(単位:mm)盛られる形状は円形となります。[実数]
WELDING(PEN)  溶接機によって盛られた部分に反映されるPEN番号(0〜7)[整数]省略時は0
GRINDER(DEPTH)  グラインダーによる、一回の切削で削られる深さを指定します。なお、この定義を省略すると1.0mmと みなされます。(単位:mm)[実数]
GRINDER(WIDTH)  グラインダーによる、一回の切削で削られる幅を指定します。なお、この指定を省略すると3.0mmと みなされます。(単位:mm)切削される形状は正方形となります。[実数]
GRINDER(PEN)  グラインダーによる切削部に反映されるPEN番号(0〜7)[整数]省略時は0
PAPER(DEPTH)  ペーパーによる、一回のみがき動作で削られる深さを指定します。なお、この指定を省略すると0.1mmと みなされます。(単位:mm)[実数]
PAPER(WIDTH)  ペーパーによる、一回のみがき動作で削られる幅を指定します。なお、この指定を省略すると1.0mmと みなされます。(単位:mm)みがきのかけられる形状は正方形となります。[実数]
PAPER(PEN)  ペーパーによってみがかれた部分に反映されるPEN番号(0〜7)[整数]省略時は0
BRUSH(WIDTH)  ペンキによる、一回の動作で塗られる幅を指定します。なお、この指定を省略すると5.0mmと みなされます。(単位:mm)塗られる形状は正方形となります。[実数]
HERA(WIDTH)  ペンキリムーバによる、一回の動作ではがされる幅を指定します。なお、この指定を省略すると5.0mmと みなされます。(単位:mm)はがされる形状は正方形となります。[実数]
PATH(START)  「実加工」または「スキップ加工」によるシミュレーション時、軌跡を 線表示するか否かの指定をします。[YES または NO]
YES:軌跡の線表示を行います。
NO :軌跡の線表示は、行いません。
PATH(RESULT)  「加工して結果表示」によるシミュレーション時、軌跡を線表示するか否かの指定をします。 [YES または NO]
YES:軌跡の線表示を行います。
NO :軌跡の線表示は、行いません。
CONTROL POINT  起動時の制御点位置を(x,y,z)で指定します。(単位:mm)[実数]
例:CONTROL POINT = ( 0.0, 0.0, 100.0 )
NEW CONTROL POINT  2点指示で新規に被切削材を定義した場合の、制御点の更新位置の指定方法を選択します。 [BOX-TOP 又は CURRENT 又は SPECIFY]
BOX-TOP:定義された被切削材のXY最小でZ最大位置。
CURRENT:そのまま変更なし。
SPECIFY:指定位置に更新。
NEW CONTROL POINTD  DMFやSTLの読込など、外部データから被切削材を読み込んだ場合の、 制御点の更新位置の指定方法を選択します。指定方法は"NEW CONTROL POINT"と同じです。 [BOX-TOP 又は CURRENT 又は SPECIFY]
BOX-TOP:定義された被切削材のXY最小でZ最大位置。
CURRENT:そのまま変更なし。
SPECIFY:指定位置に更新。
SPECIFIED POINT  2点指示で被切削材を定義した場合に、指定位置に更新([SPECIFY])する場合の更新位置を(x,y,z)で指定します。(単位:mm)[実数]
例:SPECIFIED POINT = ( 0.0, 0.0, 100.0 )
SPECIFIED POINTD  DMFやSTLの読込など、外部データから被切削材を読み込んだ場合の、 指定位置に更新([SPECIFY])する場合の更新位置を(x,y,z)で指定します。(単位:mm)[実数]
例:SPECIFIED POINTD = ( 0.0, 0.0, 100.0 )
TOOL BASE POINT  工具の基準点位置モードを指定します。[BOTTOM or BALL-CENTER or F-CENTER or R-HEIGHT or LENGTH-TOP or ARBOR-TOP]
BOTTOM:工具先端(省略時)
BALL-CENTER:BALLやTAPERBALLの時のみ工具中心で、それ以外は工具先端
F-CENTER:コーナーRの中心高さ位置
R-HEIGHT:コーナーRの中心高さ位置(ドリルなどは先端)
LENGTH-TOP:工具長(LENGTH)の最上部位置
ARBOR-TOP:工具保持具(ARBOR)の最上部位置
※BOTTOM以外の設定は、TTL内のSHIFT文指定を省略することを目的にして用意されたものです。 SHIFT設定も同時に行っている場合には、上記設定位置にプラスされます。
VOLUME UNIT  除去体積算出時の単位を指定します。[mm3 or m3] 省略時はmm3とみなす。
mm3:立法ミリメートル
m3:立法メートル
TOOL DISPLAY  工具表示を行うか否かを指定します。 [ON または OFF]
ON :工具の表示を行います。
OFF:工具の表示は行いません。
※工具表示OFFの状態の方がシミュレーション速度は高速です。
CONSTRUCTION POINT  軌跡を線表示する時に構成点も同時に描画するか否かの指定をします。 [ON または OFF]
ON :構成点の表示を行います。
OFF:構成点の表示は行いません。
BASIC AXIS  基準座標軸と制御点位置の表示[YES(ON)またはNO(OFF)]
YES or ON:表示を行います。
NO or OFF:表示は行いません。
BOUNDARY BOX  バウンダリーボックスの表示[ONまたはOFF]
ON:表示を行います。
OFF:表示は行いません。
PROGRESS BAR  進行状況(プログレスバー)の表示[YES(ON)またはNO(OFF)]
YES or ON:表示を行います。
NO or OFF:表示は行いません。
SOUND  音を出力するか否かを指定します。WAVデータが存在しない場合は、必ずOFFにしてください。 [ONまたはOFF]
ON:音の再生を行います。
OFF:音の再生は行いません。
BACKGROUND  画面の背景色を指定します。画面の背景色を(R,G,B)の形式で指定します。 それぞれの値は、0〜255です。また、白または黒の場合は、 それぞれWHITEまたはBLACKと指定することもできます。 ハード・コピーを取る場合は、白にしておいた方がきれいです。 [(整数、整数、整数)]または[BLACKまたはWHITE]COLORメニューから変更が可能です。
BLACK:背景色を黒にします。
WHITE:背景色を白にします。
WORK COLOR  被切削材の色を(R,G,B)で指定します。[(整数,整数,整数)] それぞれの値は、0〜255の整数で指定します。
WORK COLOR2  被切削材の変色域の色を(R,G,B)で指定します。[(整数,整数,整数)] それぞれの値は、0〜255の整数で指定します。
PENKI COLOR  ペンキの色を(R,G,B)で指定します。[(整数,整数,整数)] それぞれの値は、0〜255の整数で指定します。
PEN1 COLOR
PEN2 COLOR

PEN7 COLOR
 ペン1〜7の色を(R,G,B)で指定します。[(整数,整数,整数)] それぞれの値は、0〜255の整数で指定します。
UP-CUT COLOR  アップカット部分の色を(R,G,B)で指定します。[(整数,整数,整数)] それぞれの値は、0〜255の整数で指定します。
DOWN-CUT COLOR  ダウンカット部分の色を(R,G,B)で指定します。[(整数,整数,整数)] それぞれの値は、0〜255の整数で指定します。
VERTICAL-CUT COLOR  垂直加工部分の色を(R,G,B)で指定します。[(整数,整数,整数)] それぞれの値は、0〜255の整数で指定します。
TOOL-TOP COLOR  工具有効刃部分の色を(R,G,B)で指定します。[(整数,整数,整数)] それぞれの値は、0〜255の整数で指定します。
TOOL-SIDE COLOR  工具無効刃部分の色を(R,G,B)で指定します。[(整数,整数,整数)] それぞれの値は、0〜255の整数で指定します。
ARBOR COLOR  工具保持具の色を(R,G,B)で指定します。[(整数,整数,整数)] それぞれの値は、0〜255の整数で指定します。
ATTACHMENT COLOR  アタッチメントの色を(R,G,B)で指定します。[(整数,整数,整数)] それぞれの値は、0〜255の整数で指定します。
TOP-PATH COLOR  先端パスの色を(R,G,B)で指定します。[(整数,整数,整数)] それぞれの値は、0〜255の整数で指定します。
CONTROL-PATH COLOR  制御点パスの色を(R,G,B)で指定します。[(整数,整数,整数)] それぞれの値は、0〜255の整数で指定します。
CUT-PATH COLOR  加工時パスの色を(R,G,B)で指定します。[(整数,整数,整数)] それぞれの値は、0〜255の整数で指定します。
CONSTRUCTION COLOR  パス構成点の色を(R,G,B)で指定します。[(整数,整数,整数)] それぞれの値は、0〜255の整数で指定します。
PLUS COLOR  差分プラス側の色を(R,G,B)で指定します。[(整数,整数,整数)] それぞれの値は、0〜255の整数で指定します。
MINUS COLOR  差分マイナス側の色を(R,G,B)で指定します。[(整数,整数,整数)] それぞれの値は、0〜255の整数で指定します。
TOOL-TOP COLOR MODE  工具有効刃部分の色の付け方を選択します。[SPECIFIED,PEN]
SPECIFIED:指定された色で表示
※"TOOL-TOP COLOR"で指定される色で、全ての工具で同じになります。
PEN:ペン番号色と同じ色で表示
COLOR MODE  被切削材の切削面の色分けモードを指定します。[TOOL-PEN,CUT-DIRECTION]
TOOL-PEN:工具に指定されたペン番号色で色分けを行います。 (ペン1〜3)
CUT-DIRECTION:切削方向に対する工具上の切削位置別に色分けを行います。 (アップカット部、ダウンカット部、垂直加工部)
LIGHT VECTOR  光源の存在する初期方向を、被切削材から見た方向ベクトルで指定します。 指定は単位ベクトルでなくても良いです。[(実数,実数,実数)]
起動後もマウス操作で変更可能です。
RAPID FEEDRATE  切削送り中においても、早送りとみなべき送り速度の下限値を指定します。[実数値 又は NO ]
省略時はNOとみなします。本設定で数値指定されている場合、 指定された送り速度以上で加工しようとすると、 早送り時(G00)の干渉とみなします。 その場合の処理は、次のINTERFERENCEの指示に従います。
MAX MAGAZINE  TTLファイル内で定義できるマガジン番号の最大値。[整数]
TOOL CLEARANCE  早送り(G00)時に、切削しているか否かを判定するための工具径に対するクリアランス量[NO,YES 又は実数値](省略時NOとみなす)
NO:クリアランスを考慮しない
YES:工具径と被切削材の精度(ピッチ)より最適なクリアランスをプラスして判定
実数値:指定値をプラスして判定(通常はYESを推奨)
※最適化処理時は、安全サイドの結果を出力させるため、 本指定にかかわらず空転チェックとしては内部的にYESに相当する処理を行う。 ただしプラスされたクリアランス分のところでの干渉では、処理の中断は行なわない。 結局このような部分(元々G00)はG01に変換される。
ARBOR CLEARANCE  工具保持具やシャンクと被切削材との干渉判定時の、 各径に対するクリアランス量[NO,YES 又は実数値](省略時NOとみなす)
NO:クリアランスを考慮しない
YES:各径と被切削材の精度(ピッチ)より最適なクリアランスをプラスして判定
実数値:指定値をプラスして判定(通常はYESを推奨)
INTERFERENCE  早送り時の刃先干渉や、工具保持具の干渉のチェックを行うか否かを指定します。 TRYCUT2000のMillenniumU版以降、工具保持具の干渉チェックに関しては次ぎの ARBOR CHECKの指定を優先します。 [NO,YES,STOP,BOTH,TOOL,ARBOR](省略時YES)
(※ 早送りとは、G00部分と、それからRAPID FEEDRATEにて指定値がある場合は、 その速度以上の切削送り部分を指す。)
NO:早送り時の刃先干渉チェックは行いません。(ARBOR CHECK は OUTPUT と見なす。)
YES:早送り時の刃先干渉で中断します。(ARBOR CHECK は YES と見なす。)
STOP:早送り時の刃先干渉で一時停止します。(ARBOR CHECK は YES と見なす。)
BOTH:"INTERFERENCE=YES"、"ARBOR CHECK=YES"と見なす。
TOOL:"INTERFERENCE=YES"、"ARBOR CHECK=OUTPUT"と見なす。
ARBOR:"INTERFERENCE=NO"、"ARBOR CHECK=YES"と見なす。
[重要]:BOTH,TOOL,ARBORの各指定は、 過去バージョンとの互換性のために残しています。 指定しても特に問題はありませんが、 新規に設定しなおす場合はなるべく使用しないことを推奨します。
[重要]:ARBOR CHECK を NO あるいは CUT と見なすには本指定ではできません。 次ぎのARBOR CHECKの指定を行なって下さい。
[重要]:NOとARBORモード(早送り時の刃先干渉チェック無視)において、 最適化処理を行った場合、 G00での干渉部はG01直線補間に変換され最適化ルールに従った速度が指定されます。
ARBOR CHECK  工具保持具のチェックを行うか否かを指定します。 [NO,CUT,OUTPUT,YES,STOP](省略時INTERFERENCEの設定仕様に従う)
NO:チェックを行いません。
CUT:チェックを行なわず、定義された保持具形状で強行切削します。
OUTPUT:チェックを行わないが、必要な突き出し長を算出します。
YES:チェックを行い。干渉する場合は切削を中断します。
STOP:チェックを行い。干渉する場合は切削を一時停止します。
HEIGHT CHECK  工具の有効刃長のチェックを行うか否かを指定します。 [NO,OUTPUT,YES,STOP](省略時NO)
NO:チェックを行いません。
OUTPUT:チェックを行わないが、必要な有効刃長を算出します。
YES:チェックを行い。不足する場合は切削を中断します。
STOP:チェックを行い。不足する場合は切削を一時停止します。
CHIP-W CHECK  バーチカルミルのチップ幅のチェックを行うか否かを指定します。 [NO,OUTPUT,YES,STOP](省略時NO)
NO:チェックを行いません。
OUTPUT:チェックを行わないが、必要なチップ幅の算出します。
YES:チェックを行い。チップ幅が不足する場合は切削を中断します。
STOP:チェックを行い。チップ幅が不足する場合は切削を一時停止します。
SPINDLE CHECK  主軸回転チェックを行うか否かを指定します。 [NO,YES,STOP](省略時NO)
NO:チェックを行いません。
YES:チェックを行い。停止中に加工する場合は切削を中断します。
STOP:チェックを行い。停止中に加工する場合は切削を一時停止します。

※YESもしくはSTOPの後にSPINDLE値の(最小値,最大値)を指定することにより、 範囲チェックも行えます。

<指定例>
 YES(1000,5000)

※現仕様はM03(主軸正転)/M04(主軸逆転)/M05(主軸回転停止)のみ認識。 他の制御コードを利用する場合はチェックは行えません。

UPDATE  画面サイズ変更時のサイズ調整を行なうか否かを指定します。 [YES(FULL)またはNO]
YES(又はFULL):画面いっぱいになるように自動描画します。
NO:サイズ調整を行ないません。
WORK MARGIN(X)  定義されているワークに対して取るX軸方向のマージンを指定します。 なお、この指定を省略するとマージンは取りません。(単位:mm)[実数]
WORK MARGIN(Y)  定義されているワークに対して取るY軸方向のマージンを指定します。 なお、この指定を省略するとマージンは取りません。(単位:mm)[実数]
WORK MARGIN(Z)  定義されているワークに対して取るZ軸方向のマージンを指定します。 なお、この指定を省略するとマージンは取りません。(単位:mm)[実数]
ANGLE-A  起動直後もしくは"R"キー操作時のZ軸周りのビューアングル(単位:度)[実数]
0〜360度で2.5度刻みで指定可能。省略時は315度。
ANGLE-B  起動直後もしくは"R"キー操作時の水平方向のビューアングル(単位:度)[実数]
0〜90度で2.5度刻みで指定可能。省略時は45度。
EXPAND RATE  拡大/縮小を行う際の、比率を設定します。縮小の場合には、1/設定値として処理されます。(単位:倍)[実数]
DISPLAY GUIDANCE  間引き表示されている状態で、印刷や画像保存処理を行う際の表示方法の選択モードを指定します。

DETAIL :強制的に詳細表示してしまう(省略時はDETAIL)
YES :選択ダイアログを表示
NO :選択ダイアログなしで、その時の描画状態で出力
※NOモードでも「P」キー後に処理すれば詳細表示(間引きなし)状態で出力されます。
TARGET AREA   ワークの指定した特定部分を基準に表示操作(最大表示,初期表示)を行いたい場合に、 その位置を(Xmin,Ymin,Zmin,Xmax,Ymax,Zmax)で指定します。(単位:mm)[実数]
指定例:
TARGET AREA = ( -800.0 , 0.0, -20.0 , 0.0 , 1000.0 , 0.0 )
DIFFERENCE MODE  差分の表示モードを設定します。
TMP:一時表示
ALWAYS:常時表示
STOP KEY  停止状態にするためのキーを指定します。現在のところ指定できるのは"SPACE"と"PAUSE"と"CTRL"です。 省略時は"CTRL"とみなします。
ESCAPE KEY  強制終了にするためのキーを指定します。現在のところ指定できるのは"BREAK"と"PAUSE"と"ESC"です。 省略時は"ESC"とみなします。
セクション名
[Mouse]
 
WHEEL ZOOM ホイールによるズーム操作の方向を設定します。 省略時は、"POSITIVE"です。
POSITIVE:前に廻すと拡大、手前に廻すと縮小
REVERSE:前に廻すと縮小、手前に廻すと拡大
MOVE SWITCH マウスによる移動操作のタイプ選択を行います。
RBUTTONDOWN:左右両ボタンを押すタイプ
RBUTTONCLICK:右ボタンを押すごとに、回転モードと移動モードが切り替わるタイプ
セクション名
[Optimize]
 
OPT-CUT  NCデータ最適化時の切削部分の変換方法を指定します。
NO:そのまま
OPTIMIZE:送り速度(F値)を最適化
ESCAPE:逃げ動作に変換(特殊用途)
※"ESCAPE"は、あくまでも特殊用途で、通常加工では干渉が発生して使えません。
OPT-AIRCUT  NCデータ最適化時の空転部分の変換方法を指定します。
NO:そのまま
ESCAPE:逃げ動作に変換
MAXOPTF:最適化最高速で
MAXF:マシン最高速で
CUT-DATA NAME MODE  切削モニタリングデータの名称付けモードを指定します。
FIXED:固定名称("CUTDATA.TXT" 又は "CUTDATA.BIN")
AUTO:自動ネーミング ファイル名は、"元ファイル名.拡張子"の形式となります。
   ※拡張子は次ぎのCUT-DATA SUFFIX(TXT)又はCUT-DATA SUFFIX(BIN)で指定。
CUT-DATA SUFFIX(TXT) 名称付けモードがAUTOのときのテキスト形式切削モニタリングデータの拡張子。 省略時は"TXT"とみなす。
CUT-DATA SUFFIX(BIN) 名称付けモードがAUTOのときのバイナリ形式切削モニタリングデータの拡張子。 省略時は"BIN"とみなす。
CUT-DATA  切削モニタリングデータの出力モードを指定します。
NO:出力しない
YES:出力する
OPEN:出力して開く
BINARY:バイナリ形式のモニタリングデータを出力する
OPT-NC NAME MODE 最適化NCデータの名称付けモードを指定します。
FIXED:固定名称("OPTNC.NC")
AUTO:自動ネーミング ファイル名は、"元ファイル名.拡張子"の形式となります。
   ※拡張子は次ぎのOPT-NC SUFFIXで指定。
OPT-NC SUFFIX 名称付けモードがAUTOのときの最適化NCデータの拡張子。省略時は"ONC"とみなす。
OPT-NC  最適化NCデータの出力モードを指定します。
NO:出力しない
YES:出力する
OPEN:出力して開く
V-APPROACH  逃げ動作後の垂直に下降する場合のアプローチ量を指定します。本設定は、 NCデータの最小設定単位レベルの干渉を除去することを目的にしたもので、 通常0.1(mm)ぐらいで十分かと思われます。(単位:mm)[実数]
ESCAPE-WIDTH  微小区間の空切削区間で、逃げ動作を行わないようにするための幅 ※省略時は工具の移動ピッチの3倍とみなす。(単位:mm)[実数]
ESCAPE-HEIGHT  最適化中、逃げ動作を行った場合のワークからの回避高さ ※省略時は3mmとみなす。(単位:mm)[実数]
Target_OPT-NCdir  "OPTNC.NC"の出力先フォルダを指定します。
省略時は Target_NCdir と同じになります。
Target_CUT-DATAdir  "CUTDATA.TXT"の出力先フォルダを指定します。
省略時は Target_NCdir と同じになります。
V-VALUE  モニタリングデータの出力値を選択します。
VOLUME:単位移動当たりの除去量(立法mm/mm) ※省略時はVOLUMEとみなす
TORQUE:単位移動当たりの擬似トルク(除去体積と工具中心からのXY平面上での距離をかけた総和。 トルクに比例すると仮定して擬似トルクと表現。)
セクション名
[Save]
 
DISPLAY  起動時ウィンドウをどのように表示するかを指定します。[整数]
0:表示状態(位置と大きさ)をWindowsのデフォルトに従います。
1:表示状態(位置と大きさ)を保存されている値に従います。
VIEW_P  起動時に表示制御用のコマンドメニューを、 表示するか否かを指定します。[整数]
0:表示しない。
1:表示する。
VIEW_T  起動時に工具表示ダイアログを、 表示するか否かを指定します。[整数]
0:表示しない。
1:表示する。
WORK COLOR  終了時に被切削材関連の色の設定を保存するか否かを指定します。[整数]
0:保存しない。
1:保存する。
TOOL COLOR  終了時に工具表示の色の設定を保存するか否かを指定します。[整数]
0:保存しない。
1:保存する。
LINE COLOR  終了時に線描画関連の色の設定を保存するか否かを指定します。[整数]
0:保存しない。
1:保存する。
BACKGROUND  終了時に背景色の設定を保存するか否かを指定します。[整数]
0:保存しない。
1:保存する。
X  終了時に保存されるウィンドウのX座標値。[整数]
Y  終了時に保存されるウィンドウのY座標値。[整数]
WIDE  終了時に保存されるウィンドウの幅。[整数]
HEIGHT  終了時に保存されるウィンドウの高さ。[整数]
SHOW  終了時に保存されるウィンドウの状態。[整数]
1:通常サイズ
3:最大化
 がついている項目は、起動中に変更可能ですが、 終了時に保存しません。
 がついている項目は、起動中に変更可能で、 かつ終了時の保存も可能です。
 がついている項目は、起動中に変更可能で、 かつ修正時に保存されます。
無印は、初期設定ファイルを直接修正する以外の変更方法はありません。


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