Windows Vista/7/8/8.1/10/11の |
Vista/7/8/8.1/10(32bit) | |
インストール先: | C:\Program Files\TRYCUT2000 |
↓ | |
仮想化先: | C:\ユーザー\naka\AppData\Local\VirtualStore\Program Files\TRYCUT2000 |
Vista/7/8/8.1/10/11(64bit) | |
インストール先: | C:\Program Files (x86)\TRYCUT2000 |
↓ | |
仮想化先: | C:\ユーザー\naka\AppData\Local\VirtualStore\Program Files (x86)\TRYCUT2000 |
仮想化のフォルダ(AppData以下)は、エクスプローラ(コンピュータ)の通常設定では参照できません。
「すべてのファイルとフォルダを表示する」の設定にして下さい。
設定方法は、「エクスプローラ」にて"Alt"キーを押して表示されたポップアップメニューの
「ツール(T)」→「フォルダオプション(O)」→「表示」タブにて
「すべてのファイルとフォルダを表示する」にチェックを入れて「適用」して下さい。
それぞれ一長一短はありますが対応策が5つほどあります。 どれを推奨するというものでもありません。ご利用の環境に合わせたもので対応して下さい。
1. "Program Files"下にインストールしない
Windows Vista/7/8/8.1/10/11のセキュリティー思想とTRYCUTファミリーの柔軟性の双方を、
活かした状態にするには"Program Files"下へのインストールを行わないで、
ドライブ直下のフォルダ(例: C:\TRYCUT5000)などにインストールすることをお薦めします。
これだけで問題は一掃されます。(※あくまでもTRYCUTファミリーの話で、他のアプリケーションの場合は判りません。)
そもそも"Program Files"はマイクロソフトがアプリケーションのインストール先として推奨しているだけで、
従来から制約を受けていたわけではありません。
Vista/7/8/8.1/10/11でもこの点に関しては自由度があります。
また、TRYCUTファミリーは全て初期設定ファイルの考え方や、
起動オプションによるひとつのコマンドとしての利用など、
様々な環境で柔軟に利用できるように進化してきたツールです。
固定された"Program Files"下にだけ存在させる意義は特にありません。
また些細なことですが、ドライブ直下のフォルダなどにインストールした方が、
コマンドラインの作業では、"cd"コマンドの作業フォルダ変更も楽だというメリットもあります。
※以下の2〜5の対応策は、どうしても"Program Files"下にインストールしたい方向けのものです。
2. 関連フォルダに「フル コントロール」属性を与える
インストールしたフォルダや、関連作業フォルダ全てに、
ユーザーの「フル コントロール」属性を与えることにより、問題なく使えるようになります。
「フル コントロール」を与える方法は、インストール先など関連するフォルダを、
右クリックして「プロパティ」の「セキュリティ」タブの編集でUsersを選択し、
「フル コントロール」の許可にチェックを入れて「適用」をすれば属性の更新が行われます。
この方法で注意を払わなくてはいけないのは、「フル コントロール」属性を与えても、
この設定前に仮想化先に作成されたファイルが存在すると、アプリケーション側から見て、
そのファイルを優先して参照してしまうという仕様になっているようで、
実体がどこに行ってしまったのか混乱を招く場合があります。
「フル コントロール」属性をインストール直後から与えている場合は問題ありませんが、
途中から与えた場合には、
必ず仮想化先のファイル群をインストール先にコピーして、
仮想化先のフォルダは削除しておいて下さい。
これを忘れるといつまでもトラブルを引きずることになります。
この点だけ配慮するならば、この方法がベストかもしれません。
3. UAC機能の無効化
懸念はありますがUACを無効化すると一番副作用がなくスッキリと解決します。
せっかくのセキュリティー強化機能が活かされない状態にはなりますが、
UACの本来の目的からすると、ウィルスチェックが徹底されている環境や、
ネットワークから切り離されている場合には、やや過剰なセキュリティ機構と言えなくもありません。
マイクロソフトが「UACを無効化する機能」を用意したのも様々な環境を配慮してのことだろうと思われます。
UAC無効化の方法は、「コントロールパネル」の「ユーザーアカウント」を開き、
Windows Vistaにおいては「ユーザーアカウント制御の有効化または無効化」という設定項目があります。
ここを開いてチェックボックスをオフにして下さい。Windows 7/8/8.1/10/11の場合は、
「ユーザーアカウント制御設定の変更」にて4段階の警告レベルの設定ができるようになっています。
(Windows10の例:「コントロールパネル」→「ユーザーアカウント」→「ユーザーアカウント」→「ユーザーアカウント制御設定の変更」)
このレベルを最下位(UAC無効化と同義)にして下さい。
それぞれOSを再起動すればUACが無効化されます。
※当初(Windows7まで)は、
この方法も有効としてきましたが、最近のWindows8.x/10では完全な無効化にはレジストリ操作が必要になるなど、
推奨できなくなってきています。詳細はWindows/UAC操作の説明ページなどをご参照ください。
4. 管理者権限で起動
TRYCUTファミリー起動時に「管理者権限で実行」を行います。
毎回起動時に確認ダイアログが出てきて面倒ですがそれ以外は特に問題はありません。
一番の問題は管理者権限にするのを忘れてしまった場合ですが、
ショートカットに「管理者権限で実行」のチェック入れておけば忘れることはありません。
また、管理者権限で起動した場合には、
仮想化先のファイル群は見えなくなるので関連ファイルが2重になってしまうことによる弊害は起きません。
ただし、この方法は、セキュリティー上は一番良くても、
確認ダイアログの問題は避けられず起動オプションを利用したバッチファイルからの連続実行など使いにくくなる面もあります。
5. 作業フォルダを作成する
"Program Files"下のインストールフォルダを作業フォルダにしないで、
インストール後に関連ファイルをコピーしてドライブ直下などに別途作業フォルダを作成します。
この場合、TRYCUT3000や5000ではインストーラーが自動生成するショートカットをそのままでは利用できません。
もともとTRYCUTファミリーの各実行モジュールは、
適用NCマシンごとに作業フォルダを用意して利用できるように柔軟な仕様にしてきた経緯があります。
この考え方で運用するならば、自ずと問題が解決されてゆきます。
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