まずは動かしてみましょうTRYCUT3000で、実際のNCデータのシミュレーションをするためには、 いろいろと設定を変更する必要があるかとおもいますが、とりあえず、どんなものなの かをお試しいただくことができるようなデータを用意しています。 "NIFTY!"の文字を削ってみましょう。 1. まずは、NCデータを用意します。 「NCデータ(N)」(Alt+Nキー)の「選択(S)」から"NIFTY!.NC"を選択してください。 2. 被切削材の定義を行います。 NCデータのファイルを開く際に、最適な被切削材を定義するか否かを選択する ためのダイアログボックスが表示されますので、“はい”を指示していただければ、 被切削材が画面に描画されます。これは、読み込んだNCデータの、切削送り部座標の 最大最小値を参考にして、自動的に定義したものです。 3.音をならすための設定を行います。 スピーカーが装備されているパソコンであれば、音をならすことができます。 初期設定ファイルで"SOUND = ON"にするか、起動中でもポップ・アップ・メニュー「オプション(O)」の 「音の出力(S)」にチェックを入れていただくかにより、 ステレオ・サウンドで切削中の音、工具交換の音が聞けます。(デフォルメ的な音なので実際とは異なります) 4.シミュレーションの方法により加工シミュレーションを行います。 実際のシミュレーションは、「加工(R)」(ALT+Rキー)の 「実加工(R)」で行います。最初に枠を削り、その次に後工程用の穴をあけ、 最後に"NIFTY!"という文字列を切削します。工具に ペン番号が指定されていると切削面を変色させることも できます。 NCデータの指令に従い、加工工程ごとに自動工具交換されるはずです。途中でシミュ レーションを一時ストップしたい場合は"Ctrl"キーで、再開する場合は"G" キーを押して下さい。またいきなり中止したい場合は"ESC"キーを押して下さい。 最後の「!」文字の点を切削しようとするところで、工具が破損してSTOPします。 切削面が一時的に赤く表示されペンキで塗られた状態になります。これは、工具が 早送り(G00)で被切削材にぶつかったためのものです。あらかじめ、この位置に 穴を開けるなどの修正をNCデータに行えば、最後まで正常に切削することができ ます。 表示の拡大・縮小・移動・回転は、マウスの移動操作・ キー操作・コマンドメニューからの指示で行うことができます。また、「Y」キーにて 、工具別の色分けか、加工方向別の色分けかを切り替える ことが可能です。
★とにかく早く結果が見たい場合 サンプルNCデータについて 添付のサンプルNCデータは、以下のような特長がありますので一度お試し下さい。
<ユーザー様へのお願い> TRYCUTは、ここでは書ききれないぐらい様々な機能を提供しています。 たぶん、全ての機能を駆使されているユーザー様もいないだろうと思われます。 ただ、ご質問の内容を見ていますと、知っていれば役立ったのにという ケースも少なくありません。やはり宝の持ち腐れ的なものになってしまうのも 残念なところがあります。 そこで、お願いですが、TRYCUTをご利用いただく前には、必ず本ヘルプを 一度流し読みで結構ですから、全ページに目を通していただき、どんな感じの 機能があるのかだけでも把握しておいていただければと思います。必ず後になって 役立つことが多いものと思います。
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