操作マクロ仕様(暫定仕様)操作マクロとは、拡張子(*.MAC)のファイル内に記述された操作指令を自動的に一行ずつ実行するものです。 本仕組みは、TRYCUT3000と5000にて実装を進めています。(TRYCUT2000では処理構造上対応不可) 本ページでは、現時点で実装されているものの中で、 最終的に仕様変更に至る可能性が低いとみなされるもののみピックアップして記載しています。 (※今後も予告なく本ページの更新を行う場合があります。) また現時点では、TRYCUT3000も5000の仕様はほぼ等価です。 一部保存時の被切削材拡張子(DMF/DME)が異なるだけです。 TRYCUT3000 Version2.78(2024.07.11版)以降 TRYCUT5000 Version2.50(2024.07.12版)以降 従来から対応されてきた起動オプションと同様で、基本的には操作の自動化を目的にしたものです。 根本的な違いは、起動オプションの多くは処理後TRYCUTが終了し、その単位をバッチファイル内で羅列することで、 自動化を実現するものですが、操作マクロは指令された操作を順番に実行するだけのものです。 全ての指令を実行しても基本的には終了しません。 (※例外として終了を指令するEXIT行が存在する場合は終了) 起動オプションは、一行で記述することができる反面、処理の順番の定義などが困難で、 仕様として複雑化する傾向がありますが、操作マクロは本体の各機能単位で記述するもので、 簡潔で解りやすく将来的にも仕様を補充してゆきやすい長所があります。 起動方法は以下3パターンに対応しています。 1.起動中のTRYCUT3000/5000にマクロファイル(*.MAC)をドロップ 2.TRYCUT3000/5000のアイコンにマクロファイル(*.MAC)をドロップ 3.コマンドラインにて、このマクロファイル(*.MAC)を引数にして実行 TRYCUT3000の起動例(コマンドラインにて): TRYCUT.EXE ORDER.MAC [Enter] ★注意:ファイル名でブランクが存在する場合には、 そのファイル名文字列を必ずダブルクオーティション""で括ってください。
★ファイル名指定する記述で都度フォルダ名が変わるようなケースは、 $(NcDir)や$(WorkDir)を利用して記述を簡素化していただくこともできます。 $(NcDir) --- NCデータのフォルダ $(WorkDir) --- ワーク(DME,STL)のフォルダ 指定例: SAVE_IMAGE "$(WorkDir)\p2.png" 操作マクロ記述例: ---ここから-------------------------------------------------- #TRYCUT OPERATION MACRO START # LOAD_WORK "BLANK.STL" LOAD_TTL "ATC.TTL" LOAD_CTL "FANUC.CTL" LOAD_MTL "OKUMA.MTL" # SELECT_NCDATA "001.NC" VERIFY SILENT CUT(RESULT) SILENT SAVE_WORK "001.DMF" SAVE_IMAGE "001.PNG" # SELECT_NCDATA "002.NC" VERIFY SILENT CUT(RESULT) SILENT SAVE_WORK "002.DMF" SAVE_IMAGE "002.PNG" # EXIT ---ここまで-------------------------------------------------- 操作マクロに関するご質問/ご要望/お問い合わせは、support@trycut.com までご連絡お願いします。 目次へ |