各種設定ファイルについて
TRYCUT5000を実行するためには、NCデータファイル以外に実行条件を指定する
ためのファイルを
用意しておく必要があります。それぞれインストール時に一応のサンプルは、
用意されています。それぞれ全てテキストファイルですので、一般のテキストエディタで編集できます。
1.初期設定ファイル
(通常"TRYCUT.INI"、起動オプション /i でも指定可)
実行するためのさまざまな条件を指定するファイルです。
項目によっては、起動後の各種ダイアログで設定変更可能です。
<補足 - 設定変更ファイル(拡張子CTC)>(新設)
初期設定ファイルの中で起動中変更可能な設定を一括定義するファイルで段階的に仕様を追加(Version1.70以降)しています。
現最新バージョンではペン番号などのカラー設定のみ対応しています。初期設定ファイルと同様の記述で定義し、
拡張子CTCで保管したこのファイルをドロップするだけでペン番号など色設定を一括変更することを可能にしています。
なおCTC内の記述には初期設定ファイル内のセクション名([Define])は不要です。起動オプション/icでも指定可能です。
2.工具設定ファイル
(標準設定:ファイル拡張子 TTL)
工具番号に対応した、工具の諸元を設定するためのファイルです。インストール直後の初期状態では、
実行モジュール本体(TRYCUT5000.EXE)と同じディレクトリに用意していますが、初期設定ファイルの設定で変更が可能です。
また、起動後、ポップ・アップ・メニューの「設定ファイル(T)」から変更することもできます。
3.コントローラー定義ファイル
(標準設定:ファイル拡張子 CTL)
コントローラーの、諸元を定義するファイルです。現在選択されているコントローラーの名称が画面の左上に表示されます。
初期状態では、本体(TRYCUT.EXE)と同じディレクトリに用意しますが、初期設定ファイルの設定で、変更が可能です。
また、起動後、ポップ・アップ・メニューの「設定ファイル(T)」から変更することもできます。
4.機械定義ファイル
(標準設定:ファイル拡張子 MTL)
工作機の諸元を定義するファイルです。初期状態では、本体と同じディレクトリに用意しますが、
初期設定ファイルの設定で、変更が可能です。
また、起動後、ポップ・アップ・メニューの「設定ファイル(T)」から変更することもできます。
5.帳票出力定義ファイル
("VERIFY_FORM.DEF":固定名称)
ポップ・アップ・メニューの「NCデータ(T)」の「帳票出力(V)」
機能で、出力される帳票のフォーマットを定義します。
<実行中の関連ファイル編集方法>
関連ファイル | キー起動 | クリック起動 | 編集後の修正の反映 | 初期設定ファイル [ExecEditor]部の エディタ名指定 |
NCデータファイル | 「E」 | 画面上部のNCデータ表示行 | 不要 | EXEC_PROGRAM |
工具設定ファイル(TTL) | 「F2」 | 工具ダイアログの「編集」 | 自動再読み込み | EXEC_TTL_EDITOR |
コントローラー定義ファイル(CTL) | 「F3」 | 画面左上のコントローラー名 | 自動再読み込み | EXEC_CTL_EDITOR |
機械定義ファイル(MTL) | 「F4」 | なし | 自動再読み込み | EXEC_MTL_EDITOR |
初期設定ファイル(INI) | 「Ctrl」+「F1」 | なし | TRYCUTを再起動 | EXEC_INI_EDITOR |
VERIFY_FORM.DEF | 「Ctrl」+「F2」 | なし | 不要 | EXEC_DEF_EDITOR |
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