5000ライセンスの参照仕様
TRYCUT3000は、TRYCUT5000のライセンス取得環境でも動作します。3000のライセンスがない場合でも、
5000のライセンスがあれば3000/5000双方を同一PCで同時利用することが可能になっています。
一方、運用形態によっては色々な事情により、
同じPCに3000/5000双方のライセンスを登録しているケースもあります。
このような環境下では状況に応じていずれかの有効なライセンスを参照して起動します。
ネットライセンス使用時で使用台数制限にかかった場合には、
どちらのライセンスが使用状態にあるかを理解しておく必要がありますので、
以下に最新(Version2.51以降)の仕様をまとめています。(起動中のTRYCUT3000にて調べる方法→こちら)
ライセンスの組み合わせとしては、以下の4種類になります。
それぞれTRYCUT3000起動時にどちらのライセンスを利用するかをまとめたものです。
またそれぞれのライセンスは利用期限内であることを前提としています。
(※本内容はVersion2.51以降の仕様です。Version2.50以前では一部異なる部分があります。)
1) TRYCUT3000側がノードライセンスで、5000側がネットライセンス
TRYCUT3000のノードライセンスのみ使用します。
TRYCUT3000のノードライセンスがなくても、5000側ネットライセンスで3000も起動はできますが、
このPCにおけるTRYCUT3000の使用頻度が高い場合には、必ずTRYCUT3000が起動できるという保証と、
3000の利用で5000側ネットライセンス(PC)群の使用台数にカウントされることがないという利点があります。
2) TRYCUT3000/5000双方ともにネットライセンス
複数台のPCでTRYCUT3000と5000の双方を利用する場合で、3000の使用頻度が高い場合には、
5000のネットライセンス同時使用台数を増やすより、3000のネットライセンスを混在させた方が、
コスト的に安くなるというメリットがあります。
それぞれの起動状態によって、どちらのライセンスを使用して起動するかが異なってきます。
同時使用台数の制限がなるべくかからないよう無駄のない仕様にしています。
詳細は以下の表をご参照下さい。
|
5000側ネットライセンス 起動可能状態 5000未起動 |
5000側ネットライセンス 5000起動中 |
5000側ネットライセンス 台数オーバー/停止状態 |
3000側ネットライセンス 起動可能状態 3000未起動 |
3000側 |
5000側 |
3000側 |
3000側ネットライセンス 3000起動中 (3000側ライセンス利用) |
3000側 |
3000側 |
3000側 |
3000側ネットライセンス 3000起動中 (5000側ライセンス利用) |
5000側 |
5000側 |
- |
3000側ネットライセンス 台数オーバー/停止状態 |
5000側 |
5000側 |
起動不可 |
注記:3000起動中の項目は、既にTRYCUT3000が起動していて、
2つ目以降の3000起動時に参照するライセンスを対象にしています。
この場合既に起動しているTRYCUT3000が使用しているライセンスを使用します。
3) TRYCUT3000側がネットライセンスで、5000側がノードライセンス
TRYCUT5000側ノードライセンスが認証済の場合、このノードライセンスのみ使用しますので、
3000側ネットライセンスは参照されることはなく無駄になってしまいます。
5000側ノードライセンスが未認証状態で、3000側ネットライセンスで起動可能な場合は、
3000側ネットライセンスを利用して起動します。起動不可(台数制限オーバー)の場合には、
5000側ノードライセンスを使用し認証を促すダイアログを表示します。
認証は、通常はライセンス入力時もしくはTRYCUT5000側から行っておいて下さい。
|
5000側ノードライセンス 認証済 |
5000側ノードライセンス 未認証 |
3000側ネットライセンス 起動可能状態 3000未起動 |
5000側 |
3000側 |
3000側ネットライセンス 3000起動中 |
5000側 |
3000側 |
3000側ネットライセンス 台数オーバー/停止状態 |
5000側 |
5000側 |
4) TRYCUT3000/5000双方ともにノードライセンス
TRYCUT3000のノードライセンスのみ使用します。
このPCで3000のみ利用する場合は、5000のライセンスは不要です。
一方3000/5000双方共に利用する場合は、5000のライセンスだけで十分で、3000のライセンスは不要です。
この形態でもそれぞれ問題なく動作しますが、現実的に無駄がありますので避けるべき組み合わせです。
【使用しているライセンスを調べる方法】
起動中のTRYCUT3000から、どちらのライセンスを使用して起動しているかを調べることもできます。
ポップアップメニュー「ヘルプ(H)」→「ライセンス状況と登録(L)」にて、
一番上にライセンス状態を表記している部分の最後に"*"マークがついている場合は、
5000側のライセンスを利用しています。付いていない場合は3000側ライセンスで起動しています。
表示例:(5000側使用例)
またVersion2.51以降、この部分をクリックすることにより、使用しているライセンスキーや、
認証サーバー名(ネットライセンス時のみ)を確認することも可能です。(※TRYCUT5000ではVersion2.09以降)
目次へ
|