被切削材の定義方法3通りの方法が用意されています。 1. XYZ最大値/最小値の2点で指定することによる直方体の定義 ポップ・アップ・メニュー「被切削材(W)」→「2点指示定義(D)」 XYZの最大値点と最小値点の座標と、被切削材の精度を指定して定義します。
また同時に工具指令点の初期位置の指定方法を以下の3つの中から選択することができます。
2. ワーク座標原点位置を基準にした直方体の定義 ポップ・アップ・メニュー「被切削材(W)」→「ワーク座標原点基準定義(W)」 ワーク座標(例:FANUCの場合G54)系原点位置と、定義される直方体のXYZ方向端面(左端/右端/前端/後端/下面/上面)、 もしくはそれぞれの方向で中心位置に合わせる選択と、XY方向の幅、Z方向高さで定義します。 またそれぞれの方向に余肉(マージン)も指定可能です。 被切削材の精度と工具指令点の初期位置の指定は「2点指示定義(D)」と同様です。
3.被切削材が定義されていない状態で、「NCデータ(N)」の 「選択(S)」を行い「最適な被切削材を定義しますか?」のダイアログで「はい(Y)」を選択する。 又は「NCデータ(N)」の「選択して最適被切削材定義(W)」を行うと、 指定されたNCデータの切削送り部の座標値より最適なサイズで直方体の被切削材がセットされます。 この場合、NCデータの中にG92指令が存在すると、最初のG92指令の位置を最適な スタート点とみなし制御点座標値としてセットします。 ここで表現される「切削送り部」とは、通常G01部分ですが、初期設定ファ イルにて"RAPID FEEDRATE"が指定 されている場合には、この設定値より遅い部分のみを切削送り部と見なします。
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